戸渡やまゆりについて

戸渡やまゆりについて

皇室と戸渡分校の交流を刻んだ石碑。右奥に皇室から贈られたメタセコイヤが見える

 70年ほど前、福島県 いわき市立小川小学校 戸渡分校の児童は、修学旅行で訪れた皇居に花がなかったことから、地元小川町戸渡に咲く「やまゆり」の球根を昭和34年当時2,000個ほど天皇に届けられました。「やまゆり」の球根は皇居内に天皇がお手植えされ、今でも皇居に彩りを与えています。その後皇室から記念として5本のメタセコイヤが贈られ戸渡分校の校庭に植えられました。このうち3本が、大きく成長した今でも、戸渡分校跡を見守り続けています。

 しかし、現在の戸渡地区は原発事故後、住民は避難し、「やまゆり」は球根をイノシシに食べられて激減しています。今こそ皇居に咲く「やまゆり」を里帰りすべく増やしていきたいとの思いで活動しています。